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【書評】新社会人はこれ1冊でOK。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』要約と書評

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このブログを読むとわかること

  • 結論:右も左もわからない新社会人が、金融業界の「カモ」にならず資産形成を始めるための最適解がわかる
  • 要約:窓口には行かずネット証券を開設し、職場の保険勧誘は断り、低コストなインデックスファンドを放置しろというロジック
  • 理由:銀行や保険会社が隠したい「手数料の罠」と「日本の社会保障の強さ」を、論理的なデータで暴いているから
  • 本音:すでに投資を実践している層には不要。また「誰かに教えてもらう」という他力本願なタイトルは個人的に好かない
  • 行動:初任給が入る前に、絶対に窓口には行かずスマホからネット証券を開設する手順
目次

はじめに

この記事は、春から新社会人になり、給料の使い道や資産形成について何から勉強すればいいか迷っている人に向けて、『新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(山崎元・大橋弘祐 著)について、私自身の実体験をもとに整理したものです。 私自身、若手時代に知識がなかったばかりにワンルームマンション投資で400万円の借金を背負いました。そんな大失敗の経験も踏まえ、表面的なメリットだけでなく、実際に読んでみて分かったリアルな評価を隠さず書いています。「自分も読むべきか、次に何をすべきか」が明確になるはずです。

この記事はこんな人に向いています:
・これから新NISAを始めたいが、知識ゼロで不安な新社会人や若手社員
・メリットだけでなくデメリットも知って、論理的に自分で判断したい人
・会社の昼休みに来る保険の営業や、銀行の窓口で金融商品を買ってしまいそうな人

目次

【結論】投資初心者が最初に読むべき、そして終わらせてよい最強の防具

結論:私はこの本を、これから資産形成を始める人が「金融業界の罠から身を守るための最強の防具」として選択しました。

投資で「どう儲けるか」という小手先のテクニック以上に、「買ってはいけないぼったくり商品」を数学的に見抜くためのロジックが極めて秀逸だからです。

【要約】新社会人向け:本書が主張する「お金の増やし方」のロジック

本書の主張を、新社会人や投資未経験者に向けて極限まで噛み砕いて要約すると、以下の3点に集約されます。

  • 1. 銀行や証券会社の「窓口」には絶対に近づくな
    給与口座を作った銀行から「新社会人向けの資産運用プラン」などを勧められることがありますが、絶対に買ってはいけません。窓口にいるのは「あなたのお金を増やすプロ」ではなく、「手数料の高い自社商品を売る営業のプロ」だからです。彼らの人件費や店舗代は、私たちが払う高い手数料から抜かれています。金融商品は必ず「ネット証券」で買うのが鉄則です。
  • 2. 職場で勧誘される「医療保険」は原則不要
    新入社員になると、職場の昼休みなどに保険の営業マンがやってきますが、すべて断って問題ありません。日本には「高額療養費制度」という最強の公的保険があり、万が一大きな病気をしても月の医療費上限は数万円で済みます。高い保険料を毎月払うくらいなら、その分を「現金(貯金)」として手元に残す方が、数学的にも圧倒的に有利で合理的な備えになります。
  • 3. ネット証券で「低コストなインデックスファンド」を買い、放置しろ
    素人が企業の業績を分析して個別株で勝つのは不可能です。だからこそ、SBI証券や楽天証券などのネット証券で、世界中の株に分散投資できる「全世界株式(オルカン)」のようなインデックスファンドを新NISAで毎月定額で自動購入する設定にします。あとは日々の株価を見ずに放置し、本業や筋トレ、読書など自分の価値を高めることに時間を使うのが「素人の最適解」だと本書は結論づけています。
比較項目銀行・総合証券の窓口ネット証券(SBI・楽天など)
購入時の手数料1.0% 〜 3.0%(高い)無料(0円)
保有中のコスト
(信託報酬など)
年1.0% 〜 2.0%(ぼったくり水準)年0.1%未満(優良インデックス等)
営業マンの目的自社のノルマ達成と高い手数料稼ぎ(誰もいないので自己責任と自由)
結論絶対に近づいてはいけないスマホでここを開設するのが正解
比較項目民間の医療保険に加入保険に入らず現金で貯金
毎月の出費毎月3,000円〜1万円が確実に消える毎月の出費ゼロ(手元に現金が残る)
大病や入院時の負担給付金は出るが、元を取れる確率は低い「高額療養費制度」により月数万円で済む
資金の自由度医療費以外には使えない(解約すると損)投資、自己投資、旅行など何にでも使える
結論数学的に手数料が高すぎるギャンブル現金を貯めて自分で備えるのが最も合理的

専門用語を極力排除し、経済評論家と素人の対話形式で「なぜそれが数学的に正しいのか」を分かりやすく論理的に解説しているのが本書の最大の強みです。

【理由】なぜその結論に至ったのか

私が本書を「初心者の防具」として高く評価した理由は、以下の2つです。

  • 理由1:金融業界の「手数料の罠」を論理的に暴いているから
    冒頭でも触れましたが、私は20代の頃に知識がないまま業者の「節税になる」「将来の資産になる」という言葉を鵜呑みにし、ワンルームマンション投資で400万円の借金を作りました。業者が勧めてくる「儲かりそうな商品」の危険性は、私自身の失敗という一次情報をもって証明できます。まずは本書で「防御力」を高めることが最優先です。
  • 理由2:「絶対儲かる」という精神論ではなく、事実に基づく最適解を提示しているから
    私は現在FP2級の取得に向けて税金や社会保障を学んでいますが、国の制度を正しく理解すれば「なんとなく不安だから民間の保険に入る」という非合理的な行動はなくなります。本書の主張は、税制や社会保障の観点から見ても完全に理にかなっています。

無駄な保険や手数料を払い続けることは、穴の空いたバケツに水を注ぐのと同じです。まずはその穴を塞ぐという課題感に対して、最もシンプルで再現性の高い答えが書かれています。

【本音】忖度なしのリアルと注意点

世間では投資初心者のバイブルと言われていますが、実際に読んでみた私の本音としては、以下の点には注意が必要だと感じました。

  • 最大のネック・つまずいた点
    タイトルが「教えてください!」と他力本願で、私が嫌いな「誰かが魔法のように儲けさせてくれる」ような響きがある点です。また、対話形式で進むため、結論だけをサクッと知りたい時には少し冗長に感じます。
    → 私の対処法:タイトルや言い回しは初心者向けのエンタメ要素と割り切り、中身の「合理的なデータと事実」だけを抽出して自分の投資ルール(インデックスファンドの積立)の裏付けとしました。
  • こういう人にはおすすめしません
    私自身、2019年から投資を続けていますが、すでにネット証券で新NISA口座を開設し、インデックスファンドの積立を完了させている人にとっては「知っていることばかり」です。真新しいテクニックは書かれていないため、中級者以上が読む必要はありません。

よくある質問

Q. 新社会人ですが、初任給からいきなり投資を始めても大丈夫ですか?

ハリキリBOY

A. 月3,000円〜1万円の少額なら始めて問題ありませんが、まずは「生活防衛資金」の確保が先です。
理由:病気や会社の倒産に備え、生活費の半年分(数十万円)の現金貯金がない状態で投資にフルコミットするのはリスクが高すぎます。少額で投資を経験しつつ、まずは現金を貯めるフェーズです。

Q. 会社の先輩から「若いうちに生命保険に入っておけ」と言われました。

ハリキリBOY

A. 扶養家族(配偶者や子供)がいない単身者であれば、生命保険(死亡保険)は不要です。
理由:あなたが亡くなって経済的に困る人がいないからです。日本の充実した公的保障を理解すれば、無駄な固定費を払う必要がないことが数学的に証明できます。

最後にもう一度整理します

  • この本は「どう儲けるか」よりも「どうやってカモられず、合理的に市場平均を取りにいくか」の最適解を教えてくれる一冊。
  • 窓口には行かずネット証券を開設し、不要な保険を避け、低コストなインデックスファンドを買って放置するのが結論。
  • 若手時代の私のように、知識不足で業者に騙されて借金を背負う前に読むべき本。

▼ 今すぐできるアクションプラン

  • 今日中に:Amazonでこの本を購入
  • 今週中に:職場で勧誘される保険や、銀行窓口からの金融商品の営業はすべて「不要です」と断る決める。
  • 今月中に:スマホからネット証券(SBI証券か楽天証券)の口座開設申し込みを完了させる。

※この記事は、私自身の経験と公開情報をもとに書いています。最終的な判断はご自身で行ってください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。 新NISAでの具体的な銘柄選びに関する記事もあわせて読むと、より全体の戦略が見えてきます。

参考リンク

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