【書評】『残酷すぎる幸せとお金の経済学』──「お金で幸せは買えない」は本当か?

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こんにちは、ハリキリBOYです。

今回は最近読んだ一冊、
**『残酷すぎる幸せとお金の経済学』**を紹介します。

読む前と後で、自分の中の「お金」と「幸せ」に対する価値観が大きく変わった本でした。
結論から言うと、お金はやっぱり幸せと密接に関係している。むしろ“すべてを癒す”と言っても過言じゃないと感じました。


本書の主張(ざっくりまとめ)

  • 幸福度は年収が1,000万円を超えても上がり続け、特に1,400万円あたりから急激に伸びる
  • 日本では「管理職」になっても本人の幸福度は上がらないが、配偶者(特に妻)の幸福度は上がる
  • 男女ともに結婚で幸福度が上昇し、独身男性が最も低い
  • 子どもが増えるほど、母親の生活満足度は下がる(経済・家事・育児負担が原因)
  • 離婚後の幸福度は男女共に下がるが、女性は一時的、男性は長期的に影響が残る
  • 離婚要因:①夫婦間の幸福度の差 ②経済的な相対的貧困 ③想定外のネガティブショック
  • どんな人でも50代前後に幸福度が落ち込む
  • でも、それらの“不幸”は経済的余裕があればかなりの部分が回避可能

「年収1,000万円で十分」は古い?

僕はこれまで、ノーベル賞を取ったダニエル・カーネマンの
「年収は1,000万円程度までは幸福度が上がるが、それ以上は横ばいになる」
という研究を信じていました。

でもこの本を読んで、それがもはや“古い常識”になっていることを知りました。

今のデータでは、「年収は高ければ高いほど幸福度も上がる」という結果が出ているんです。
最初は「そりゃそうだろ」と思いましたが、本当の意味でそれを理解できていなかった自分に気づきました。


お金は“選択肢”をくれる

結婚・出産・育児・介護……人生は変化の連続です。
その変化に柔軟に対応するには、やっぱりお金=道具が必要です。

  • 家事・育児・介護を外注できる
  • 働かないという選択もできる
  • 女性のキャリアと子育ての両立も現実的になる
  • 離婚や介護の孤独にも、コミュニティ参加などで備えられる

つまり、お金があると「選択肢」が増えるんです。
僕はこれを「自由を買う権利」だと思っています。


50代の壁も、経済力があれば越えられる?

本書によると、人生で最も幸福度が下がるのは50代前後だそうです。

ただし、これはすべての人に当てはまるわけではない。詳細には以下の3パターンに分かれるといいます。

所得層幸福度の変化
高所得層年齢とともに幸福度も上がる
中所得層一時的に下がるが徐々に回復
低所得層50代に急落し、その後もほとんど回復しない

この事実を見て、僕は強く思いました。

やっぱり「経済力はすべてを癒す」。


まとめ:お金で幸せは買えない。でも…

僕が好きな言葉に、
**「お金で幸福は買えないが、不幸を避けることはできる」**というものがあります。

この本を読んで、それがただの綺麗事ではないと改めて感じました。
知識も経済力も、「知らなかった」「お金がなかった」ことで起きる不幸を減らす“盾”になる。

だからこそ、これからも**臥薪嘗胆(がしんしょうたん)**の精神で、自分の人生を良くする努力を怠らず、歩んでいきたいと思います。


おわりに

「幸せとは何か」「お金との関係は?」と悩んでいる人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
現実は残酷かもしれませんが、それを知ることで人生を戦いやすくなる。そんな気づきが得られます。

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