【書評】『7つの習慣』後編|第4〜7の習慣|Win-Win・傾聴・シナジーを今の自分なりに読み解く

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この記事は『7つの習慣』の後編として、第4〜7の習慣を扱っています。第1〜3の習慣(私的成功)については前編で整理しているので、まだ読んでいない方は先にこちらをご覧ください。

このブログを読むとわかること

  • 第4〜6の習慣が「他者スキル」ではなく「自立の延長」である理由
  • Win-WinとNo-Dealの本質を、私の失敗談を交えて理解できる
  • 傾聴・シナジーを日常レベルに落とす“実践準備版”の方法
  • 今の自分でも無理なく試せる一歩がわかる
目次

はじめに

『7つの習慣』は人生を「依存 → 自立 → 相互依存」という3段階で整理し、第1〜7の習慣として体系化しています。前編では、第1〜3の習慣にしぼり、自分の内側を整える方法をまとめました。

一方で、第4〜6の習慣(公的成功)は、他者との協働を扱うため抽象度が高く、正直私は読みながら「これは今の自分ではまだ理解しきれないのでは?」と感じる部分もありました。この記事では、その率直な感想も含めて、今の私なりに第4〜7の習慣をどう読み解いたか、どんな失敗や気づきがあったかを整理します。読後には、完璧でなくても「とりあえずこれならできる」という一歩が見えている状態を目指します。

目次

この本から得た気づき

結論として、第4〜6の習慣は「人間関係を良くする技術」ではなく、「第1〜3で自立した人同士が初めて扱える協働のフレーム」だと理解しました。

この習慣は公的成功と呼ばれますが、その前提として「自分の軸・価値観・優先順位」が安定している必要があります。これを知らずに第4〜6だけを使おうとすると、理想論やきれいごとに見えやすく、私が当初理解しづらかった理由もここにありました。

正直に言うと、初めて読んだとき第4〜6は“自分には少し遠い世界”のように感じました。「理解できない=成長していない?」と焦った時期もあります。しかし、構造として“自立が前提”と知った瞬間に、腹落ちしました。理解できなかったのではなく、まだ体験が少なかっただけだと素直に受け止められました。

第4の習慣:Win-Winを考える(勝ち負けの土俵から降りる)

パターン結果イメージ考え方・心理関係性への影響
Win-Win自分も勝ち・相手も勝ちお互いの利益と関係性の両方を重視する。信頼が積み重なり、長期的な協力関係が育つ。
Win-Lose自分が勝ち・相手が負け「優位に立ちたい」「勝ちたい」という競争心理。短期的には得をするが、相手の不満が蓄積し関係が悪化しやすい。
Lose-Win自分が負け・相手が勝ち衝突を避けるために自分を犠牲にするタイプ。自己肯定感が下がり、相手の依存や甘えが増えることがある。
Lose-Lose自分も負け・相手も負け相手を道連れにしたい心理や感情的対立。双方に損失が広がり、関係と成果が同時に崩れる。
Win(相手はどうでもいい)自分が勝てば満足/相手には関心がない自分の成果や満足が第一。相手の感情は考慮されない。短期的成果は出るが、協働相手としての魅力が下がる。
Win-Win or No-DealWin-Winが無理なら「取引しない」双方が利益を得られないなら、無理に合意しないという考え。ムリな妥協を避けつつ関係を壊さずに距離が取れる。

最も目から鱗だったのは、「お互いが勝ちにならないなら取引しない(No-Deal)」という考え方です。
普通、交渉や話し合いでは「どちらが得するか」「どこまで譲るか」という勝ち負けの発想になりがちです。私も、話がこじれそうになると、なんとか折り合いをつけようとしていました。しかし、Win-Winが無理ならそもそも合意しないという仕組みを知ってから、人間関係の“変な疲れ”が大きく減りました。

特に注意したいのは、絶対に勝ちたい人や相手を負かすことで安心したいタイプの相手です。こうした相手とはWin-Winが構造的に成立しません。私も以前、無理に協力しようとしてしまい、結果的にLose-Win(私だけが消耗)になった経験があります。それ以来、「今回は取引しない」という選択肢を正式に持つようにしました。

また、Win-Winは“誰にでも使える理想的な方法”ではありません。価値観が大きく違う相手、攻撃性が強い相手、相互尊重が成り立たない関係では、そもそもWin-Winの土俵に立つことすら不可能です。こうした場面では、無理に話をまとめようとせず、No-Dealを選ぶ方が健全だと感じています。

実際、私がWin-Winを無理に目指していた頃は、話し合いのたびに疲労が残っていました。振り返ると、相手が求めていたのは協働ではなく“勝ち負けの決着”であり、そもそもWin-Winが成立しない関係でした。その時期は「自分だけが譲っている」という感覚が強く、仕事後にぐったりしてしまう日も多かったです。No-Dealを使い始めてからは、不要な消耗が嘘のように減りました。

第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される(順番を変える)

ステップ内容目的具体的なやり方(私の実践)
STEP1
相手の主張を要約する
相手が「何を言っているか」を一文でまとめる。相手が「ちゃんと聞いてもらえた」と感じる土台を作る。「要するに〇〇と言いたいのかな?」と一度だけ確認する。
STEP2
背景(なぜ)を確認する
相手の感情・理由・価値観などの“背景”を理解する。表面的な意見の衝突を避け、誤解を減らす。「その理由をもう少し教えてもらえる?」と優しく聞く。
STEP3
自分の意見・提案を伝える
理解を示したあとで、こちらの考えを伝える。相手が聞く姿勢を持った状態で話せるため、対立が起きにくい。「背景は理解したうえで、私はこう考えています。」と順番を意識して伝える。

第5の習慣の結論は「自分の話よりも、相手の背景を一度要約して返す」という順番の話です。

共感的に傾聴しようと力むほど不自然になります。私は「ちゃんと理解しなきゃ」と思うほど、相手の話に集中できないという失敗を何度もしました。そこで、理解に徹するを「相手の主張を一文でまとめて確認する」と置き換えています。これは技術というより、評価を急がない心の余白に近いと感じています。

例として、「要するに〇〇が心配なんだよね?」「つまり△△が理由でこうしたいってこと?」と要約だけ返す。これだけで、相手の態度がやわらぐ場面が多く、その後の会話がとてもスムーズになります。

第6の習慣:シナジーを創り出す(第三案を探す)

要素内容目的具体例(私のケース)
A案自分が良いと思っている案。自分の価値観・経験・目的を反映する。「私は作業効率を優先したいので、朝に集中して取り組みたい。」
B案相手が良いと思っている案。相手の価値観・理由・条件を理解する。「相手は夕方のほうが時間を取りやすいので、その時間帯を希望している。」
C案(第三案)AとBの良い部分を組み合わせた新しい案。どちらかを勝たせるのではなく、お互いが納得できる“より良い解決策”を探す。「朝に私が下準備→夕方に相手と最終調整」という分担方式で双方の強みを活かす。
ポイント第三案は“いつでも出るものではない”。条件がそろった時だけ生まれる。シナジーはレアスキルであり、発動しない時はAかBを選べばよい。信頼関係が浅い相手とは無理に第三案を作らず、まず関係構築を優先している。

第6の習慣で大切なのは「A案かB案か」で迷うのではなく、「A+BをもとにC案を作れないか?」と考えることです。

ただし、これは信頼関係があって初めて機能します。私は信頼関係が浅い相手と「みんなのいいとこ取り」をしようとして、話が長引き、逆に関係がギクシャクしたことがあります。この経験から、シナジーは“条件がそろったときだけ発動するレアスキル”だと感じています。

第7の習慣:刃を研ぐ(続けられる自分でいる)

第7の習慣は「1〜6を続けられるだけのエネルギーを自分に供給する」ことです。

私は、運動・睡眠・読書・人とのつながりの中から、最低1つだけ「これだけはやる」習慣を置くようにしています。運動と学習を小さく続けると、イライラしにくさや相手を理解する余裕が確実に変わると感じています。
また、刃を研ぐ習慣は人によって合うものが異なるため、運動や学習以外にも「自然の近くを歩く」「短い瞑想をする」「趣味の時間を確保する」など、心が回復する行動なら何でもOKです。大切なのは“充電される感覚”があるかどうかだと感じています。

実際にやって気づいた注意ポイント

  • 落とし穴:第4〜6を「すべての人間関係で使わなければ」と思い込むと消耗します。 → 回避策:私は「Win-Winが成立しそうな相手・場面だけでやる」と決めています。
  • 条件や前提:第5の習慣は、メンタルと体力に余白がないと機能しません。忙しい日は深い話をしない、別日に回すなど調整が必要です。
  • 情報の信頼性:内容は『7つの習慣』原著・公式情報を基に、私の経験を合わせて再構成しています。

読んで実践してみたこと

実際に第4〜7を使おうとしたとき、私は最初に大きく失敗しました。Win-Winを意識しすぎて、無理に話をまとめようとし、結果的に私だけが譲る形になってしまったのです。この経験から「Win-Winが無理ならそもそも取引しない」という原則が、一気に現実味を帯びました。

理想通りにいかない場面も多いのですが、「完璧ではなく、扱える範囲だけやればいい」という距離感が持てるようになり、実践の負担が軽くなりました。

  1. 交渉前に「今回はWin-Winが成立しそうか? 無理ならNo-Dealもあり」と自問する。
  2. 意見がぶつかりそうな場面では、まず相手の話を一文で要約する。
  3. 信頼できる相手との話し合いでは、A案・B案からC案を探す。その土台として、週2回の運動と短い学習を継続する。

これらは著者が意図した“完全版”とは少し違うかもしれませんが、今の自分に扱えるサイズに調整した“実践準備版”としては十分機能していると感じています。

よくある質問

マイケル

Q. 第4〜6がきれいごとに感じてしまうよ!

ハリキリ茄子

A. 無理に全部やる必要はありません。
理由:第1〜3が安定していないと「自分を守る」と「協働」がぶつかるからです。今の自分に扱える場面だけで十分です。

マイケル

Q. 勝ち負け思考が強い相手とはどうするべき?

ハリキリ茄子

A. Win-Winの相手ではないと割り切ります。
理由:相手が常に有利を取ろうとするタイプだと、こちらが疲弊するだけです。No-Deal・距離を置くなど“土俵に乗らない”戦略が現実的でした。

マイケル

Q. 刃を研ぐ(第7の習慣)はどこまでやる?

ハリキリ茄子

A. 4つ全部を完璧にやる必要はありません。
今の自分に余裕がある領域を1つだけ継続できれば十分です。
理由:刃を研ぐの目的は「コンディションを回復して、1〜6の習慣が機能する土台をつくること」。
全てを完璧にやろうとすると続かず、本来のエネルギー補給が逆に負担になってしまいます。

最後にもう一度整理します

  • 第4〜6は「自立した人同士が選べる協働のフレーム」であり、すべての相手に適用する必要はありません。
  • Win-Winが無理ならNo-Deal、傾聴は余白、シナジーはレアスキルとして扱うと、実践の負担が軽くなります。
  • 今すぐできる一歩は「Win-Winにならない場面では取引しない」という選択肢を自分に許可することです。

私はまだ第4〜6を完全に使いこなせていません。それでも、少しずつ実践する中で「今の自分でも扱える範囲」が見えてきました。7つの習慣は、全部を一気に理解する本ではなく、時間をかけてゆっくり育てる本だと感じています。

参考リンク

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